山口県岩国市美和町の特産品と言えば、弊社の社名にも使っている「岸根栗(がんねぐり)」ですが、実は、お米も美味しいんです。
美和町は、高地で昼夜寒暖の差があり、清明な水が生む美和の米は美味しいと昔から定評です。
(Photo:美和の米)
特に、「坂上村」と「美和村」が合併した「美和町」では、古来よりそれぞれの特産品として「坂上の栗(さかうえのくり)」、「生見の米(いきみのこめ)」と言われており、
「生見」は美和村内の地名で、弊社所在地にあたります。
弊社は地域活性化をさらに進めるべきと考え、栗同様に生産者が減少している米の有効活用を考えました。
(Photo:美和町生見地区の田園風景)
山口県美和町は、芥川龍之介の父・新原敏三の故郷としても知られています。
私達は、美和の美しい町の風景や文化が、芥川龍之介の作品に少なからず影響を与え、彼の名作「河童」誕生の一助となったと考えています。
このことから、美和町収穫米を敏三ゆかりの菩提寺(真教寺)前住職の提案をもとに「美和かっぱ米」と命名し、商標登録しました。
芥川龍之介の作品世界に想いを馳せながら、美和町の肥沃な土地と清らかな水で育まれた特別米の誕生です!
(Photo:「美和かっぱ米」の商標登録証)
「riso(リゾ)」は、イタリア語で「米」。これに、小さい・可愛いものを意味する「チーノ」を加え、「りぞちーの(risocino)」と造語を作りました。
私達は現在、「美和かっぱ米」の米粉菓子を開発中。これらの米粉菓子は「美和りぞちーの」ブランドとして、展開していきます。
先ずは「せんべい」。一般的に「煎餅といえば米」と思われがちですが、市販されている煎餅の多くには、米以外に小麦粉や馬鈴薯でんぷんが主原料の商品も多く、 米が全く使われていない品すらあります。
また、米の性質上、ふっくらサクサクに仕上げるには、でんぷん(膨張剤)や揚げ油が必要不可欠です。
弊社は、創業当初から「安心安全の無添加食品」を主軸に商品開発を進めてきましたので、「美和りぞちーの」も極力添加物を加えない商品に仕上げたいとの思いが強く、約2年前から開発に取り組んでいます。
写真の「美和りぞちーの -彩(sai)ー」は、トッピング以外の原材料が米粉のみ。風味付けの塩もホンの僅かだけという拘り様です。皆様の手元に届くまでもう少しお待ちください。
(Photo:「美和りぞちーの -彩(sai)ー」のコンセプト)